リハビリデイサービスたくみ | 日記 | ばね指の治療

弾撥指（だんぱつし）ってご存じですか？
俗に言う「ばね指」です。

※ばね指とは、手の指を曲げたり伸ばしたりする際に抵抗がありばね仕掛けのように動く症状をいい、曲げ伸ばしの際、痛みを感じることがある。（wikipediaより）  

いつも別の疾患で訪問している患者さまが、2週間ほど前からばね指だそうで、左手の中指を曲げ伸ばしする時にカクカクしています。せっかくなので、一緒に治療することにしました。

発症してから２週間と日が浅いこともあり、順調に回復しました。
鍼で腕（左）の筋肉と首の横（左）を緩めた後に、頸椎のねじれを調整しました。患者さんは一瞬だけ微妙に痛いのですが、その直後から指が改善していきます。

動きは滑らかになりましたが、カクカクは完全に取れませんでした。
待つことも大事なので、その間に別の疾患の治療をしました。

そして、その約20分後、背中に鍼をすることにしました。
指の動きと背中の凝りには深い関係があります。特に背骨の近くは。



胸椎の第４番の棘突起（触れる背骨）のすぐ左に、硬くて痛いところがありました（厥陰兪の内上方）。そこに鍼をしながら、指を動かていると、カクカクが完全になくなりました。１分程度。前半の治療と合わせても5分。

この症例では、発症から２週間と日が浅いので早く治ったのだと思います。

いつも5分の施術で治ったら嬉しいものです。（そうとは限らないですが・・・） 
 

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